弊社では女性経営者向けにホームページ製作からロゴ、名刺、リーフレット等の紙媒体のデザイン製作を提案していますが
ここ何年も「スモールビジネスで無理なく運用でき、かつ一番効果がある広告方法はないのだろうか」ということを考えていました。
というのもインターネットの普及で、従来の広告手法が効果がなくなってきたからです。
弊社でも2008年の独立当時はグラフィックデザインを中心とした紙媒体の製作しかしてませんでしたが、WEBデザインのニーズが高まり
アメブロカスタマイズやホームページ製作の依頼がが少しづつ増えていきました。
この4年程はFacebookやTwitter等のSNSのビジネス活用が盛んになり、ホームページやブログとの連携や活用方法をアドバイスさせていただく事が増えました。
しかし、周りを見てみるといくつかのツールを併用しているものの、結果的に思ったような効果を実感している方が少ないと感じていました。それどころか、SNS疲れで開設したツールが何ヶ月も更新されず放置されるといった事も・・・
Index
1,なぜ効果が実感できないのか
最近はホームページも格安のテンプレートサービスが数多く販売されていたり、SNSは無料なのでインターネットでの情報発信は手軽に行えるようになってきました。
反対にデメリットとしては、多くの情報の中で消費者に見つけてもらうことは難しくなってきたということ。業種によっては競争相手が増え続けていることになります。
ということは、WEBで集客を目的としてホームページやSNSを使っている方にとって効果が出るまでし続けなければいけないことは
それらを「運用し続けなければいけない」ということ。
結果が出るまでに、運用する手間または費用が発生します。
どちらかができなくなった場合、期待した結果は得られないということになります。
上記の事から紙媒体と違ってホームページは作ってからがスタートだから育てていきましょうと言われる所以です。
この『運用』という意識が抜け落ちている方が多いように思います。
1-1,ツールを運用する前にしておくべく事ができていない現状
しかし、周りを見ていて思うのは
1)目的が明確ではない
2)各ツールの機能、メリットデメリットを理解していない
3)各ツールを連携して使う意識がない
1)に関しては、ずーーーーーといい続けていることですが、目的地を決めないと辿り着けないのと同じで、何かをスタートする際には目的が明確なはずなのですが、これがびっくりする程明確な方が少ない。
正確にいうと、最初は明確だったのものが、いろんな情報を得ることで目的を見失ってしまう方が多いと感じます。
上記の内容が思いあたる方は、まずは1),2)を勉強いただいて、今自分には何が必要なのかということをまず明確にしてみてください。
(集客について基本的な内容をまとめた無料e-bookが以下のページからダウンロードできますので、参考になさってください。)
3)に関しては以下で解説していきます。
1-2,今一番効果がある広告手法は何なのか
さてさて長くなりましたが、スモールビジネスでも「効果がある広告方法は何なのか」についてですが、
結論としては『自社メディアをしっかり作り込む』という事につきると感じています。
上記でも述べましたが、インターネットの普及で、従来の広告手法が効果がなくなり、最近のWEB広告手法で注目されているのが、オウンドメディア(=自社メディア)と言われています。
メディアというと大企業しか使えないんじゃないと感じた方もいるかと思いますが、考え方次第でスモールビジネスにも活用できる広告手法なのです。
次に、自社メディア(=オンドメディア)を持つ事がなぜ必須になるのかをまとめました。
2,自社メディア(=オウンドメディア)とは
一般的にはオウンドメディアと言われているのですが、私がカタカナが苦手なのでそのまんま日本語に訳してみました。
上記の図にあるように自社メディア(=オウンドメディア)というのは自社が所有する、自社が発信するメディアのことです。
ホームページや会社案内、カタログ、リーフレット、機関誌等の紙媒体やブログ等です。
1)目的が明確ですか?
2)各ツールの機能、メリットデメリットを理解して運用してますか?
3)各ツールを連携して運用してますか?
上記ができていることが前提になるので、まず『自社メディアをしっかり作り込む』ことが重要になってくるのです。
2-1,なぜ今自社メディア(=オウンドメディア)がおすすめなのか
一言でいえばマス広告の効果が薄れてきているからです。
身近なところだと、ポスティングチラシや新聞折り込みの広告の効果が期待できない。クーポン、情報誌の広告の反応もイマイチといった事を耳にしたことはないでしょうか。
一説によるとインターネットの普及で私達が一日に入手できる情報量は江戸時代の人達の約1年分ぐらいだそうです。
毎日それだけの多くの情報を得ているわけですから、目も耳も肥えています。
また、物質的には豊かになり購買行動が情報量に比べると同じだけ増えているわけではないので、ただ「売る」だけでは
消費者は興味を示してくれなくなったのです。
上記の理由から、マーケティングと並行して『ブランディング』を行うことで、他競合との差別化をはかりブランド認知、価値を高めることで、価格競争に巻き込まれないようにしましょうという流れが考えられてきました。
自社メディア(=オウンドメディア)をしっかり作り込むことはこの『ブランディング』につながるのです。
2-2,自社のHPやブログで消費者が求めている情報を発信することが「売れる」につながる
よく、ブログには消費者は求めるお役立ち情報を記事にしましょう。わかりやすい売り込みは嫌われる等セミナー等に参加された方は聞いたことないですか。
自社アピールばかりすると上記でも説明したように、消費者はなかなか興味を示してくれません。
その為に、自社の商品に関連する分野で消費者が求めている情報「お悩みごとを解決してあげる情報」を発信してあげると興味を示してくれる確立が高まります。
2-3,自社ブログはSEO対策になる
消費者が求める情報を発信することはネットで検索した時に目にとまる確立が高まります。
関連ワード入れておけばいいのね♪簡単じゃ〜ん!と思ったあなた。それが簡単な話じゃないのですね。
情報量過多のお話を思い出してくださいね。
やはり多くの情報の中から選ばれる対策が必要になってくるわけです。
なので、消費者が求めていて喜ばれる「優良なコンテンツ作り」が必要になってくるわけです。
このように世の中のニーズにあわせて検索エンジンも変化しているので、昔の被リンク先を多く増やすといった手法が通用しなくなったのです。
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2-4,自社メディア(=オウンドメディア)の特徴、使い方がわかる相関関係図
基本的に、Webでの情報発信は上記3つのどこかで行われていて3つの総称をトリプルメディアといいます。
オウンドメディアの得意な事は、見込み客を獲得すること、ブランディングですが、反対に苦手なことは効果が感じられるまでに時間がかかるということです。
例えばブログ(独自ドメイン)は100記事書かないとアクセスが集められない、ホームページは作ってからすぐ検索に上がらないよ、育てていかなければならないと言われますよね。目的によりますが、作ったらゴールではなくて、継続的に運用しなければ効果が出ないのです。
オウンドメディアの不得意な部分を補ってくれるのが、
・ペイドメディア(払うメディア)・・・・リスティング広告、マス広告
・アーンドメディア(評判メディア)・・・SNS(Facebook,Twetter)
になるので、3つのメディアは補完関係になります。
上記の理由から、3つのメディアを活用することで最大の効果が得られると考えれています。
まとめ
最大の効果を得るにはトリプルメディアを活用すること望ましいですが、企業の規模や売上に応じてかけれる広告費の違いがあるので、広告費が捻出できない規模の事業の場合はペイドメディア(払うメディア)の活用は難しいと思います。
リスティング広告は月1〜2万からでも可能ですが、こちらも目的によりますが継続的に数十万程度の費用をかけないと効果が期待できないです。というのも運用には知識を要しますので専門業者に委託する事になるのでコストがアップします。
ですのでスモールビジネスの方や起業したての方は、まずは自社メディア(=オウンドメディア)を作ること。
WEB集客を考える上で最低限準備しておくべきツールを以下にあげました。
・ホームページ
・独自ドメインブログ開設
・SNS開設
まずは上記ツールを連携して使うを意識して運用してください。
そして売上や目的に応じて必要なメディアを増やしていく事をおすすめします。