SNSのビジネス活用が常識になってから写真をキレイに撮るという意識が高まり、
プロカメラマンの撮影によるプロフィール撮影会等も開催されているので、
プロに撮影してもらう機会も増えたのではないでしょうか。
写真についての意識が高まりクオリティが上がる事で、
見る側である消費者の目も肥えてきました。
これからはキレイに撮影するだけでは目にとまる事が難しくなっていくでしょう。
より目にとまり、記憶に残る為には、見たままをキレイに撮影するのではなく、
『いかに伝えたいことが消費者の心に届く魅せ方をするか』
が必須になってきます。
HPの撮影の立ち合いをした時の事です。
クライアントに何種類かジャケットを持参していただき、
こちらでコーディネートして撮影させていただきました。
いつもは黒等のダークな色が多いということでしたが、
赤のジャケットの着用をお願いしました。
お仕事柄赤は着ないということで、「普通は着ないのだけど・・・」と
渋々撮影に挑まれましたが、結果は「このカットには合うわ!」と
大変満足いただいてメインの画像としてデザインで使うことになりました。
撮影前にクライアントのビジョンをヒアリングしていたので、
私の頭の中では『未来像』が明確になっていました。
今後大きなホールで講演していきたいという事で、
撮影時も大きなホールをかりての撮影だったので、
舞台映する色を選びました。
また、ビジョンがそのまま見て感じとれるカットにする為に、
実際に講演していただいたり、
ステージを歩き回っていただいてLive感を演出しました。
これからはただ単にHP用に写真を撮るだけではなく
カメラマンやデザイナーとコンセプトを共有し、
コンセプトにあった写真を広告に使っていく事が、差別化につながります。